1年で英検準2級・準2級プラス・2級に合格した中2が実践した「型」で得点する英検準2級合格戦略【本人インタビュー】

インタビュアー: 田中先生(代表) 田中先生(代表)
学年: 中学2年生
受講コース: 中学生コース
公開日: 2026年07月26日

中学2年生の6月に英検準2級、10月に準2級プラス、1月に2級と、1年で3つの級に合格した生徒のインタビュー。1回放送になる準2級リスニングの対応法、新形式Eメール問題、英作文の理由を即答できる「3つの観点」準備術、面接で差がつく冠詞の使い分けまで詳しく紹介します。

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インタビュー概要と合格実績

今回ご紹介するのは、中学2年生の1年間で英検準2級(6月)→ 準2級プラス(10月)→ 2級(1月)と、3つの級に連続合格した生徒の英検準2級対策の実例です。

この生徒の強みは、「本番で点を取るための準備」を自分で設計できること。

本インタビューでは、

  • 1回放送に変わる準2級リスニングへの対応と、途中で分からなくなったときのリカバリー術
  • 新形式のEメール問題で実際に書いた質問文
  • 英作文の理由が即答できる**「3つの観点」準備術**
  • 面接で差がつく冠詞(the / a)の使い分け
  • 読書から広がった**「政治家になりたい」という将来の夢**

を、合格者本人の言葉で英検準2級の対策を詳しく紹介します。

※本記事は一人の合格者の体験談を紹介するインタビューです。 すべての学習者に同様の結果を保証するものではありません。

中学2年生の1年間で英検準2級・準2級プラス・2級に連続合格した生徒|オンライン英会話・英語塾クルード

準2級リスニング「1回放送」への対応

1回放送は、むしろ集中できた

── 準2級からリスニングが1回放送に変わりますよね。実際どうでしたか?

逆に2回読まれると、気持ちに余裕が出すぎちゃうんですよ。 1回だからこそ引き締まって、一つひとつの単語を注意して聞き取れたので、 自分にはむしろ合っていたのかなと思います。

── なるほど、面白い視点ですね。苦戦したパートはありましたか?

会話文を聞いて4つの選択肢から選ぶパートです。 1問、途中から話がどこなのか分からなくなってしまって、 そのまま次に進んだら解答がずれちゃって。あれは難しかったです。

分からなくなったときのリカバリー術

── 選択肢を選んでいるうちに次の問題の音声が始まってしまうこと、ありますよね。どう対応しましたか?

本当に分からなかったら勘でマークして、すぐ切り替えるようにしました。 分からない問題を途中で終わらせて、「次、次」って。

引きずったままだと次の問題も流れてしまうので、 どこかでピタッと止めて立て直すのが大事だと思います。

── 素晴らしい対応です。1問のずれを引きずると数問まとめて落としてしまうので、「捨てて戻る」判断はリスニングで一番大切な技術ですね。

ライティング対策

新形式・Eメール問題で実際に書いた質問

── 昨年から追加されたEメール問題では、質問文を2つ作りますよね。本番ではどんな問題が出て、どんな質問を書いたか覚えていますか?

ピクニックに行ったという内容のEメールへの返信でした。

  • 「そのピクニックで何を食べたの?
  • どんな人たちが来ていたの?

という2つの質問を書きました。

── 完璧です。相手のピクニックの状況を具体的に想像して質問できていますね。

英作文の理由が即答できた「3つの観点」準備術

── もう一つのエッセイ問題は、理由を2つ考える必要があります。すぐに思いつきましたか?

すぐ出ました。 というのも、試験前から「だいたいこういう質問をされたら、こう答えよう」という型を決めておいたんです。

  • 時間の観点(時間が節約できる/自分の時間が増える など)
  • 費用の観点(お金がかかる/節約になる など)
  • 利便性の観点(それがあると何が便利になるか)

この3つの観点を用意しておいて、本番ではトピックに当てはまるものを選ぶだけ。 だから理由がバーッと出てきました。

── そのやり方はどこで思いついたんですか?

採点で「素晴らしい」と思われることより、点を確実に取ることを優先しようと思っていました。 だから、ある程度自分の形を決めておいて、 いかに早く・確実に点を取りにいくかを考えました。

── 素晴らしい方法ですね。観点のストックを持っておく戦略はそのまま準1級でも通用するのでぜひ今後も磨きをかけてください。

リーディング対策

単語は「消去法+単語帳」

── 単語問題はどうでしたか?

選択肢が全部微妙なんですよ(笑)。 だから消去法で絞る意識でやっていたんですけど、 最後の2択から絞りきれない問題があって、そこが難しかったです。

── 2級レベルの単語は、学校の教科書にはあまり出てきませんよね。どうやって鍛えましたか?

教科書だと、1つの単元に2、3個あるかどうかです。 なので学校の勉強はほとんど当てにせず、市販の2級用の英単語帳を重点的にやりました。

長文は「質問の先読み」に落とし穴があった

── 長文問題ではどこに難しさを感じましたか?

質問を先に読んでから本文に入るやり方をしているんですけど、 質問に関係ない、引っかかる部分を重点的に読みすぎてしまって、 本題に入るまでに時間がかかりすぎました。

先読みした質問と選択肢にもう少し時間をかけて、 「どこを探すか」を固めてから本文に入ればよかったなと思います。

── 良い振り返りですね。先読みは「読む場所を決めるため」の作業なので、そこが曖昧なまま本文に入ると逆効果になる。次の準1級対策でそのまま活きる気づきです。

面接対策:冠詞「the」の使い分けが一番効いた

── 東京外語スクールの海外の先生とのトレーニングで、面接に役立ったことはありますか?

全部本当に感謝しかないんですけど、特にと言えば、 冠詞の "the" の使い方を細かく指導してもらえたことです。

── どんなときにどう使うか、覚えていますか?

絵の中の特定の人物だと分かる場合は "the" を使っていい。 でも、相手がその人を特定できない状態で "the" を使うと、 後から詳しく説明しなきゃいけなくなる。 だから、初めて出すときや抽象的に言うときは "a" のほうがいい、と教わりました。

── 完璧です。冠詞は英語学習の「最後の砦」と言われるくらい難しいところなのに、それをマスターして本番で使えたのは本当に素晴らしいです。

── ほかに、東京外語スクールのトレーニングで英検に役立ったことは?

タブレット教材です。 絵の描写や作文など、いろいろなパターンの問題を出題してもらえたので、 それが自分の力になっていると思います。

1年で英検準2級・準2級プラス・2級に合格した中学2年生が担当講師のインタビューに答える様子
リスニングのリカバリー術や英作文の「型」について語る合格者本人

将来の夢は「政治家」──読書感想文がきっかけ

── 将来やってみたい仕事はありますか?

政治系の職業に就きたいです。国会議員とか。

── それはどんなきっかけで?

夏休みの宿題で読書感想文が出たんです。 文章を書くのはもともと好きで、書いているうちに、 自分が思っていることが文字になって目に見えるのが面白くて。

課題は戦争に関する本で、 「戦争をやめていくにはどうすればいいか」を政治的な観点から考えていくうちに、 政治っていいなと興味を持ちました。

── 素敵なきっかけですね。前から関心はあったんですか?

父が政治の本ばかり読む人で、小学生のころから 「読んでみたら」と勧められていました。

今は、戦争に関するテレビの特集番組を見て、 それについて父と2人で意見を話し合うことをしています。 「戦争で命が失われるとはどういうことか」みたいに、 どんどん問いを広げて質問されるので、考えが深まります。

── 対話しながら問いを重ねていくのは、まさに学問の一番最初のスタイルですね。素晴らしい環境です。将来は、海外の紛争問題と国内の問題、どちらを解決したいですか?

まずは自分のできるところからだと思うんですけど、 最終的には世界全体で解決していきたいです。

行ってみたい国はイタリアと「コートジボワール」

── 行ってみたい国はありますか?

イタリアは政治と全然関係ないんですけど、料理がおいしそうなので行きたいです(笑)。

あとはアフリカに行ってみたくて、特にコートジボワールです。 社会科の授業で「アフリカの中でも日本とのつながりが強い国」だと学んで、興味を持ちました。

── いいですね。実は私も以前、半年ほどアフリカに滞在していたことがあって、コートジボワールの隣のガーナや、カメルーン、ケニア、南アフリカを回りました。アフリカの政治は今まさに大きく動いている最中なので、政治を志すならとても面白いフィールドだと思います。ぜひまた話を聞かせてください。

編集後記

「点を取るための型を自分で設計する」「分からない問題は捨てて立て直す」── 今回のインタビューからは、試験を戦略的に攻略する力が、 1年で3つの級を駆け上がった原動力だったことが見えてきました。

そしてもう一つ印象的だったのは、英語の先にある**「政治の道に進みたい」という目標**です。

実は、12年前にこの教室を作ったとき、 「ここで育った生徒が、いつか海外で誰かを助けられるように」という思いがありました。 英語を手に、世界の問題に向き合いたいという言葉を生徒本人から聞けたことは、 講師として何よりうれしい瞬間でした。