ESAT-J対策で満点(100点・A評価)|都立国際高校合格者のパート別練習法と録音のコツ【本人インタビュー】
ESAT-Jで100点・A評価を取った都立国際高校合格者に聞いた対策法。音読・絵の説明・4コマ・意見問題のパート別練習、自分の録音を聞く工夫、英検対策とのつながり、本番の手応えを本人の経験から紹介します。
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ESAT-Jで100点・A評価を取得した都立国際高校合格者は、音読での聞こえやすさ、4コマを説明するときの時制、意見に理由と具体例を添える練習を意識していました。英検対策で学んだ考え方が、スピーキングの土台になったと振り返っています。
本記事は、都立国際高校の国際学科に合格した生徒さんへの独自インタビューです。
生徒さんには、3〜4歳のころに約1年半アメリカで暮らした経験があります。帰国後は入会まで英会話スクールなどに通わず、家庭では英語の歌や教育アニメにも親しんでいました。詳しい学習歴は都立国際高校の英語入試対策の体験談にまとめています。
※学年は取材時点で高校1年生です。取材内容をもとに質問・回答の順序や表現を整理しています。成績や練習方法は本人の経験であり、個々の工夫と得点との因果関係を示すものではありません。
ESAT-Jで100点・A評価を取るまでの記録
| 項目 | 本人が取り組んだこと |
|---|---|
| 結果 | 100点・グレードA(本人の申告) |
| 対策期間 | 中3の9月ごろから本番まで約2〜3か月、英語塾で海外講師と練習 |
| 学校での対策 | 直前の授業で過去問に2回ほど触れた程度 |
| 受験経験 | 中1・中2でESAT-J YEAR 1・YEAR 2を受験済み |
| 声の出し方 | 自分の録音を聞き、口を大きく開けてはっきり話すよう意識 |
| Part A(音読) | 30秒の準備時間に全文を確認。LとRの発音を練習 |
| Part B・C(絵の説明) | 英語で説明しやすい選択肢を選ぶ。4コマは過去形に揃え、見えるものを多く話す |
| Part D(意見) | 意見→理由→具体例→意見の順。理由が1つなら具体例で長く説明 |
| 英検 | 4級から受験を始め、中学在学中に準2級に合格。英作文の練習が土台に |

ESAT-Jの結果は100点・A評価|受験前は「80〜90点なら嬉しい」と考えていた
── ESAT-Jの結果を教えていただけますか?
グレードがAで、点数は100点です。
── 結果が出たとき、どう感じましたか?
びっくりしました。
── 結果を見る前は、何点くらい取れそうだと思っていましたか?
Aになればいいなと思っていたので、80点とか90点くらいだったら嬉しいなと思っていました。
ESAT-J対策はいつから何をした?中3の9月ごろから約2〜3か月、英語塾で練習した
クルードの記録では、生徒さんのESAT-J対策は中3の9月ごろから本番までの約2〜3か月間、海外講師とのスピーキング練習の中で行いました。
── 学校では、どんな対策をしましたか?
過去問をみんなでやってみましょう、というのはあったんですけど、直前の授業で2回くらいやっただけです。
── 個別のアドバイスはありましたか?
いや、特には。全体で「こんな感じだよ」というくらいでした。
声の出し方:受験経験者の助言で、普段よりはっきり大きな声を意識した
── ご自身で意識したことはありますか?
受けた人の感想を聞いて、大きな声で話すのをむちゃくちゃ意識しました。
自分の録音を聞く練習:発音が「思っている5倍もこもこ」と気付き、口を大きく開けた
── 自分の録音を聞くことはありましたか?
学校で一回だけ、スピーキング練習のためのサイトを教えてもらって、アカウントを作ってもらっていたので、受験期の空いた時間にやっていました。その中に自分の音声を聞いてみるというのがあったので、そこで少しだけやっています。
── 自分の録音を聞いてみて、どうでしたか?
思っている5倍くらい、発音がもこもこした感じに聞こえているなという印象でした。
── その後、意識したことは?
英単語を話すときに、より聞こえやすいように口を大きく開けることを意識するようになりました。
ESAT-Jのパート別対策|音読・絵の説明・4コマ・意見問題で準備の仕方を変えた
Part A(音読)の対策:30秒の準備時間に全文を確認し、はっきり読む。LとRの発音を練習した
── 音読問題では、どんなことを意識しましたか?
30秒の準備時間に、なるべく全部読むようにしていました。あとは、大きな声で読むことを意識しました。
── 発音のアドバイスで覚えているものは?
LとRの発音が、よく分からないときに一緒になっちゃいがちだから練習しよう、と言われました。
Part B(絵を見て答える)の対策:英語で説明しやすい選択肢を選び、見えるものを多く話す
── 選択肢を選ぶ問題で、心がけたことはありますか?
説明するときに、一番文章を簡単に考えやすいものを選ぶようにしていました。
── 絵を見て答える問題で、海外の先生からのアドバイスは?
時間制限の中で、本当にちょっとしたことでもいいから、答えられるだけ答えるように言われました。今までは1つ、2つ、3つくらいだったんですけど、見えるものを片っ端から、答えられるだけ答えるようにしました。
Part C(4コマの説明)の対策:出来事を「すべて過去」と考えて過去形に揃える
── 4コマの説明では、どんなアドバイスがありましたか?
動詞の時制がバラバラになりがちだから、「全て過去に起こったこと」だと考えて、過去形にきれいに揃えたほうがいいよ、と言われました。
※これは生徒さんが練習時に意識した方法です。都教育委員会の令和7年度ESAT-J YEAR 3採点基準では、4コマの重要な内容を押さえ、出来事を順序立てて説明することが評価の対象です。発話量を増やすことだけに偏らず、絵の内容と流れを伝えることも大切です。
Part D(意見)の対策:意見→理由→具体例→意見の順で話す。理由が1つなら詳しく説明する
── 練習で苦戦したのは、どんなところですか?
準備時間にあまり考えられなくて、喋ったときに詰まっちゃって時間が終わっちゃう、というのが多かったです。
── どう対策しましたか?
普段、英作文を書いているのと同じように、頭の中で理由を考えて、ある程度の例を決めてから、追加していく感じで話すようにしました。
最初に意見を言って、次に理由と説明をして、2つ目の理由と説明をして、最後にもう一回意見を言う、という流れです。
── 理由は毎回2つ言えましたか?
時間がなくて思いつかないときは1個にして、その1個についてちょっと長めに話すようにしていました。大まかな理由を言ってから、例などを細かく具体的に話すようにしました。
── 意見自体が思いつかないときは?
とりあえずイエスかノーかだけ先に決めて、それに合う理由を考える、という感じです。自分が実際にそう考えているわけじゃなくても、それっぽい意見を言うみたいな。
── 一般的にはこう考える人もいるだろうな、と想像して答える感じですか?
はい。
── 本番では、どのくらいの量を話しましたか?
英検準2級の英作文くらいのボリュームのイメージです。
※英検準2級の英作文の語数の目安は、50〜60語程度です。
── 海外の先生からのアドバイスは?
最初に言う意見をちゃんと具体的に言って、最後にもう一回言ったほうが、説得力が出て伝わりやすいと言われました。
英検対策はESAT-Jに役立った?4級から準2級まで合格し「土台になった」と回答
── 英検に合格したタイミングを教えてください。
中学1年生で4級に合格して、中学生のうちに準2級まで合格しました。
── 英検対策の役立ち具合はどうでしたか?
めちゃくちゃ役に立っていると思います。ESAT-Jの土台として、すごくいいものができました。
意見に理由や例を添える考え方は、前述のPart Dの練習にも使っていました。
英語を話す抵抗感はどう変わった?「間違えてもいいから話す」助言で会話が続くようになった
── 海外の先生のアドバイスで、印象に残っているものはありますか?
「間違えてもいいから、とりあえず話すことが大事」と言われてから、単語が分からなかったら意味を言ってみるなどして、伝えるようにしました。
── その結果、どう変わりましたか?
英語として全然成り立っていない文でも、きちんと受け取ってくれる、分かってくれるので、英語を話すことに対する抵抗感がなくなりました。
── 入会したころ、学校の授業で英語を話すのはどうでしたか?
テストではあまり苦手だと思わなかったんですけど、話すことへの抵抗感が大きくて、授業中にペアの人と話すときも、ちょっと話して結局日本語になっちゃうことが多かったです。
── 授業のペアワークに変化はありましたか?
時間いっぱい、ちゃんと会話をつなげられるようになりました。
ESAT-J本番は緊張した?ESAT-J YEAR 1・YEAR 2の受験経験と同級生との受験で落ち着いていた
── ESAT-Jの当日は緊張しましたか?
中学1年生のときから、ESAT-Jの模擬みたいなものを年に1回受けてきたので、試験というよりは1つのイベント的な感じで、あんまり緊張しなかったです。
(中1・中2で受けたのは、都教育委員会が中1・中2を対象に実施するESAT-J YEAR 1・YEAR 2です。)
── 高校入試との違いは?
ESAT-Jのときは、友達と一緒に行って、友達と同じ教室だったので、普段と一緒だなという感じだったんですけど、高校入試は一人で行くし、周りも知らない人ばっかりで、めちゃめちゃ緊張しました。
満点でも単語が出ない場面はあった|意見問題で一部を飛ばしたが結果は100点だった
── 試験が終わった後の手応えはいかがでしたか?
自分の意見を説明する問題で、単語が出てこなくて、そこをすっ飛ばして言っちゃったところがありました。
※この発言だけでは、個々の発話がどう採点されたかまでは分かりません。声量や特定の話し方を、そのまま満点の理由として結び付けることはできません。
クルードでは、海外講師とのスピーキング練習や英作文・読解の学習を通して、中学生の英語力を育てています。学習内容は中学生英検対策コースをご覧ください。
関連記事:都立国際高校の入試対策と入学後の学校生活
担当講師がプロ目線で質問に答えます
- ESAT-Jで満点(100点・A評価)を取るには、どんな練習が必要ですか?
- 本記事の生徒さんは、はっきり聞こえる声で話すこと、4コマの説明を過去形で揃えること、意見問題を「意見→理由→具体例→意見」の順で話すことを練習していました。
満点に特別な裏技はありません。各パートで何が求められているかを理解し、実際に声に出して話す練習を重ねることが近道です。 - ESAT-Jの対策はいつから始めればよいですか?
- この生徒さんは中3の9月ごろから本番までの約2〜3か月間、海外講師とパート別の練習をしました。
ただし、理由と具体例を添えて意見を述べる力は、中1からの英検の英作文対策で積み上げたものです。
直前期はパート別の形式に慣れる練習、それ以前は英作文やスピーキングの基礎固めをおすすめします。 - ESAT-Jは大きな声で話せば点数が上がりますか?
- 声の大きさそのものが採点されるわけではありません。
ただし、録音が聞き取りにくいと、発音や内容が正しく評価されない可能性があります。
この生徒さんは自分の録音を聞いて発音がこもっていると気付き、口を大きく開けてはっきり話すように意識しました。 - ESAT-Jの意見問題(Part D)で意見が思いつかないときはどうすればよいですか?
- まずYesかNoかだけを先に決め、それに合う理由を考える方法が有効です。
理由が2つ思いつかないときは、1つの理由を具体例で詳しく説明します。
最初と最後に意見を述べると、聞き手に伝わりやすくなります。 - 英検対策はESAT-Jに役立ちますか?
- 役立ちます。この生徒さんは「英検対策がESAT-Jの土台になった」と話しています。
英検の英作文で練習する「意見+理由+具体例」の組み立ては、ESAT-JのPart Dでそのまま使えます。
また、海外講師との英会話で間違いを恐れず話す経験を重ねたことが、話すことへの抵抗感を減らしました。 - ESAT-Jで単語が出てこなかったら、満点は取れませんか?
- この生徒さんは本番の意見問題で単語が出ず、その部分を飛ばして話しましたが、結果は100点でした。
個々の発話がどう採点されたかは分かりませんが、1か所つまずいても、全体として意見と理由が伝わっていれば高い評価を得られる可能性があります。
単語が出ないときに知っている言葉で言い換える練習をしておくと安心です。