都立国際高校の英語入試(自校作成問題)対策|合格者の過去問5年分・勉強時間・時間配分【本人インタビュー】

インタビュアー: 田中先生(代表) 田中先生(代表)
学年: 高校1年生
受講コース: 都立高校受験対策コース
公開日: 2026年10月25日

都立国際高校合格者に英語入試(自校作成問題)の勉強法を取材。過去問5年分の使い方、朝読書(『Wonder』)と時間を区切る読解練習、平日約4時間・休日約8〜10時間の学習配分、模試6回の英語の成績と判定、本番の緊張と時間配分を紹介します。

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都立国際高校の国際学科に合格した生徒さんは、朝読書で英語の小説を読み、時間を区切る読解練習と過去問5年分に取り組みました。受験期の勉強時間は、平日約4時間、休日約8〜10時間だったと話しています。

生徒さんはクルードの英語レッスンに加え、別の進学塾の集団授業や夏期講習も利用していました。

※学年は取材時点で高校1年生です。取材内容をもとに質問・回答の順序や表現を整理しています。学習時間や得点の感覚は本人の経験であり、学校の合格基準や、すべての受験生に必要な学習量を示すものではありません。

都立国際高校合格までの記録

生徒さんの入会から合格までの記録(取材と講師の記録から)
項目本人が取り組んだこと
合格都立国際高校 国際学科(都立は国際高校のみ受験)
入会中1の9月(2023年)。英検は未受験、学校の中間テストは80点
海外経験3〜4歳のころ約1年半アメリカ。帰国後は英会話スクールに通っていない
併用した塾進学塾の集団授業と夏期講習(自校作成対策クラスは中3の11月から)
過去問受験当時に公開されていた3年分と、学校の先生から借りた古い2年分
過去問の所要時間初回は1時間半〜2時間。最終的に50〜60分で全文を読んで解けるように
読解練習朝読書で英語の小説を読む、短い制限時間で読んで質問に答える
模試の判定都立そっくりもぎ4回のうち3回がB判定、1回がC判定。英語の偏差値は61〜71
平日の勉強合計約4時間。英語は約1時間で、学校の授業に合わせて配分
休日の勉強合計約8〜10時間。5教科におおむね均等に配分
英検入会時は未受験。4級から受験を始め、中学在学中に準2級に合格
ESAT-Jの結果本人の申告では100点・A評価

都立国際高校の英語入試対策と勉強時間について語る生徒さん

都立国際高校を志望した理由は兄の学校生活|他の都立高校は検討しなかった

── 都立国際高校に行きたいと思った理由は何ですか?

兄が国際高校に通っていて、授業参観や行事によく行っていました。先輩たちがすごく楽しそうで、頭がいいのに、イベントでははっちゃけている姿がすごくいいなと思ったのがきっかけです。

── 他に検討した都立高校はありましたか?

都立は国際だけです。

── 合格発表のときは、どう感じましたか?

驚きよりも、安心感が一番最初にきました。「絶対受かる」と思って過ごしていたので、「ああ、よかった」という感じでした。

入会時(中1・2023年9月)の英語力:リスニングはほぼ満点、文法と会話に課題があった

取材では、初めてクルードの体験授業を受けた時期を2023年9月末、中学1年生の中頃と確認しています。当時の中間テストは80点でしたが、be動詞、三単現のs、大文字・小文字の使い方に課題が見られました。英検は受けたことがなく、4級から受験を始めて、中学在学中に準2級に合格しています。

── 入会したとき、英検の級は持っていましたか?

受けたことはなかったと思います。初めて受けたのは4級です。

── 入会前は、英語をどのくらい勉強していましたか?

兄と比べて、英語をそんなにやってこなかったんです。小学校でもあまり英語の授業がなかったので、最初は点数もそんなに良くなくて、英語をやってみる、という感じだったと思います。

── 入会したころ、英語は得意だと感じていましたか?

学校のリスニングはほぼ満点という感じでした。読解とか文法は、そこまでちゃんとできるわけではないけど、普通の人より少しできるくらいかなと思っていました。

── 英語を話すことについては、どうでしたか?

テストではあまり苦手だと思わなかったんですけど、話すことへの抵抗感が大きかったです。学校でペアの人と話すときも、少し話して、結局日本語になることが多かったです。

幼少期の海外経験:3〜4歳のころ約1年半アメリカで現地の保育園に通った。帰国後は英会話スクールに通っていない

── 海外での経験について教えてください。

3歳から4歳までの1年半、アメリカに住んでいました。現地の保育園に通っていました。帰国したのは、ちょうど年中の途中くらいです。

── 帰国後、英会話スクールなどには通いましたか?

英会話スクールなどには特に通わず、学校の英語の授業だけでした。

── 日本の幼稚園や小学校で、戸惑ったことはありましたか?

アメリカに住んでいたときも、家の中では日本語のほうが多かったので、あまり違和感はなかったです。

アメリカ在住時、赤い岩山を背景に両手を上げる3〜4歳のころの生徒さん
アメリカ在住時(3〜4歳のころ)、家族旅行で訪れた景勝地で。現地の保育園に通いながら、家族で各地を訪れていたそうです。写真は本人提供です。

── 家庭で英語に触れることはありましたか?

英語の曲を聴いたときに、お父さんが「これ、なんて言ってると思う?」と聞いてきて、分かるのがすごく楽しかったです。

小学2年生くらいまで、週1回、英語の教育アニメを見ていて、分からないことがあったらお父さんに教えてもらうこともありました。

模試の判定はB判定が中心|安心して勉強が緩み、自校作成対策クラスで実力差を実感した

中3の9月から12月に受けた模試のうち、11月の自校作成対策もぎでは、都立国際高校が志望校の選択肢になく、国数英が自校作成の学校(国分寺・八王子東がD、新宿・立川がE)を目安にした判定でした。都立国際高校は英語のみ自校作成問題のため、他校を目安にした判定は参考程度と考えるのがよいでしょう。12月の自校作成対策もぎでは、同じ4校の判定がAとBに上がりました。

模試の英語の成績:偏差値61〜71、得点は受験者平均を24〜38点上回った

以下は、生徒さんの模試の成績表(保護者提供)から、英語の結果と都立国際高校の判定をまとめたものです。自校作成対策もぎは問題の難度が異なるため、得点は他の回と単純に比較できません。

中3の9月から12月に受けた模試6回の英語の偏差値と得点の推移グラフ。偏差値は61から71、得点は受験者平均を上回り続けた
模試6回の英語の偏差値(上)と得点・受験者平均点(下)。成績表をもとに作成しました。
模試の英語の結果と都立国際高校の判定(2025年9月〜12月)
実施日模試英語の得点受験者平均英語の偏差値都立国際の判定
9月7日都立そっくりもぎ87点54点64B
10月5日都立そっくりもぎ81点57点61C
10月19日都立そっくりもぎ98点60点71B
11月16日自校作成対策もぎ58点52点64対象外(国分寺・八王子東D、新宿・立川E)
12月7日都立そっくりもぎ95点59点68B
12月14日自校作成対策もぎ57点54点63対象外(国分寺A、新宿・八王子東・立川B)
模試の5教科の偏差値(2025年9月〜12月)
実施日国語数学英語社会理科3科5科
9月7日59546462556160
10月5日56566152585958
10月19日61537161576362
11月16日52566455535957
12月7日60556866526261
12月14日63556365706365

英語は6回とも5教科の中で最も高いか、それに近い偏差値でした。一方で、本人が「制限時間内に読み終わらない」と感じた自校作成対策もぎでは、得点は受験者平均を6点、3点上回る程度にとどまっています。都立国際高校の英語は自校作成問題のため、そっくりもぎの得点だけでは測れない読解スピードの課題が、この2回に表れていたと考えられます。

── 判定がDになったのは、どの模試ですか?

自校作成のもぎです。都立国際という選択肢がなかったので、近い八王子東とか国分寺がD判定で、新宿がEでした。11月です。

── 最初の模試でB判定が出たとき、どう感じましたか?

「あ、これはいけそうだな」と気持ちが乗っちゃって、模試の判定に安心したがゆえに、勉強をしなくなっちゃって。周りにも「これはマジでやばい状態だ」と言われました。

── 気持ちを引き締め直したきっかけは?

友達が同じ高校を受けると言ったこと。あとは、11月くらいから英語の自校作成対策を受ける人たちのクラスに入れてもらったことです。

── どんなところで差を感じましたか?

塾の授業中に「ここからここまで解いてね」と言われたとき、制限時間内にそもそも読み終わらないことが多かったんです。でも周りは読み終わっていて、正答率もある程度ある。「このままじゃできないな」という感じでした。

読解スピードを上げる方法:朝読書で英語の小説を読み、時間を区切って読む練習をした

── 読むスピードに対して、どんな対策をしましたか?

とりあえず、長文を日頃から読むようにしました。中学校の朝に読書の時間があったので、そこで兄が使っていた英語の本を読むようにしました。

── どんな本を読みましたか?

『Wonder』です。小説です。他に読んだ本はなくて、それだけです。

R.J. Palacioの小説『Wonder』の表紙。水色の背景に、片目だけが描かれた少年の顔のイラスト
朝読書で読んだのは、R.J. Palacioの小説『Wonder』。顔に生まれつきの特徴がある10歳の少年オギーの学校生活を描いた物語です。表紙画像:Knopf Books for Young Readers(Penguin Random House)

『Wonder』は、クルードの講師が英会話におすすめの映画として紹介した作品の原作です。講師の難易度目安では英検準2級程度で、数ページごとに区切られているため、毎朝の短い読書時間でも読み進めやすい本です。書籍の詳細は、出版社Penguin Random Houseの『Wonder』公式ページで確認できます。

── クルードの読解トレーニングで役立ったことはありますか?

短い制限時間の中でトピックを理解して、読んだ後に質問に答えるという練習です。読むスピードや目の動かし方、どのくらいのスピード感で読めばいいのかが分かって、めちゃめちゃ役立ちました。

過去問は5年分を解いた:公開されていた3年分と学校の先生から借りた2年分

── 過去問は何年分くらい解きましたか?

3年分くらいがホームページに載っていて、かなり前の過去問を学校の先生が持っていたので、それを2年分解きました。

── 最初に過去問を解いたとき、どうでしたか?

とにかく量が多くて終わらない、という感じでした。

過去問を解く時間は1時間半〜2時間から50〜60分に短縮。得点の手応えは6〜7割

── 最初は時間を計らずに解きましたか?

はい。たぶん1時間半とか2時間くらいかかっていました。

── 最終的には、どのくらいで解けるようになりましたか?

本番の時間内で解くのは厳しかったんですけど、50分〜60分くらいで、全部しっかり読んだ状態で解けるくらいになりました。

── そのときの得点の感覚は?

6割から7割くらいです。

── それは英作文も含めてですか?

一応、英作文は先生に添削してもらって、6割、7割くらいです。

※ここでの時間と得点は、練習時の手応えです。英作文は講師の添削を受けた上での見込みで、本番と同じ条件での得点や、学校の合格ラインを示すものではありません。

参考として、東京都教育委員会が公開する入試実施方法一覧では、国際高校の英語は自校作成で、検査時間はリスニングを含め50分とされています。志望年度の条件は、最新の募集案内で確認してください。

都立国際高校の英語の時間配分:リスニング中に英作文を進め、終わったら読解に集中した

── 都立国際高校の入試は制限時間が厳しいですよね。時間配分で工夫していたことはありますか?

国語・理科・社会は、普段から15分くらい時間が余っていたので、そこまで気にしたことはなかったんですけど、英語は余る日もあれば足りない日もあるという感じでした。

なので、リスニング中に英作文を解けるだけ解いておいて、リスニングが終わったら英作文を一旦置いて、読解に集中するというやり方をしていました。

── 本番の緊張は、どう影響しましたか?

良い影響でいうと、問題に集中できたことです。悪い影響でいうと、緊張しすぎて、時間配分がいつもと変わってしまったことです。

※これは本人が試した配分の例です。英語の聞き取りや作文に必要な時間は人によって異なるため、過去問演習では自分の得点と時間配分を一緒に確認することが大切です。

受験期の勉強時間は平日約4時間・休日約8〜10時間|英語は平日約1時間

── 平日の勉強時間は、どのくらいでしたか?

4時間くらいです。学校で英語の授業がある日は家ではあまり英語をやらず、授業がない日にやる、という感じでした。英語はだいたい1時間くらいで、残りを他の科目にあてていました。

── 休日はどうでしたか?

平均8時間から10時間くらいで、英語も他の教科もだいたい均等に、1教科1時間半〜2時間くらいずつやっていました。

英語以外の対策:国語は漢字のみ、数学は演習量、社会は暗記プリント

── 英語以外の教科は、どう勉強しましたか?

国語はもともと8割〜9割取れていたので、漢字の対策以外はほとんど何もやっていません。

数学と社会がすごく苦手で、数学は似た問題が次に出たときに解けないことが多かったので、過去問でもテキストでも、問題をたくさん解くようにしました。社会は、塾が作ってくれた暗記対策プリントをひたすらやりました。

一番苦しかった時期は、併用塾のお盆5日間の夏期講習だった

── 夏期講習は、どんなところが大変でしたか?

朝から夜までずっと勉強する期間があって、それが一番長いし、周りに同じ中学の人もいない状況だったので、けっこう辛かったです。

最初の2日くらいは授業と問題演習で、最後の2〜3日は、ひたすら過去問を解いて、解説を受けて、繰り返しでした。

友達が先に推薦合格したときの気持ち:不安から「受かるしかない」へ切り替えた

── 学校生活で苦しかったことはありますか?

同じ高校を受ける子がいたんですけど、その子が推薦で合格したときに、焦りというか、受からなきゃやばいという感じになりました。逆に、いい影響をもらっていたというか。

── 友達の合格を聞いたとき、どう感じましたか?

聞いた瞬間はもう不安でしかなくて、メンタル的にもやばかったんですけど、数日経ってからは「これはもう受かるしかない」と思って切り替えました。

もっと早く始めたかった勉強:理科・社会の暗記と、中1・中2からの毎日の英語

── 受験全体で、もっと早くやっておけばよかったことは?

暗記科目の理科と社会を、もっと早い段階でやっておけばよかったです。余裕を持てていれば、もっと他の3教科に時間を使えていたと思います。

── 英語ではどうですか?

単語をもっと早くから増やしておけばよかったです。単語と日本語訳の注釈をいちいちページをめくって見なくても分かれば、もっと有効に時間を使えたかなと思います。

── これから受験する中学生へのアドバイスは?

毎日、英語に触れることです。英文を読むなり、単語をやるなり、何でもいいので触れていたほうがいいです。

── それは、ご自身でやってみてよかったことですか?

私は中3の夏が終わったくらいから始めたんですけど、中1とか中2のときから、何に役立つか分からなくても、とりあえずやっておいたほうがよかったかなと思っています。

(生徒さんは中1からクルードのレッスンと宿題に取り組んでいました。ここでの「毎日」は、それとは別に自分で英語に触れる時間のことです。)

英語学習を続けられた理由:海外講師とのレッスンで毎日新しい発見があった

オンライン取材で入会当時を振り返る生徒さんと聞き手
オンライン取材の様子(左が生徒さん)。

── 入会したときは、どんな気持ちでしたか?

英語だけをちゃんと学んだことがなかったので、すごく不安というか、できるのかな、続けられるのかな、という気持ちが大きかったです。

── 実際に体験授業を受けてみて、どうでしたか?

意外とできるなと思ったのと、海外の先生が分かりやすい英語を使ってくれて、聞き取りやすくて理解しやすかったので、「これなら続けられるかな」と思いました。

── 以前、通信教材をやっていたことはありましたか?

タブレットの通信教材をやっていた時期が小学4年生のときにあったんですけど、続かなくて、結局やめちゃいました。

── クルードは長く続けていただいていますね。決め手は何ですか?

毎日新しい発見があることです。「ここをもうちょっとこうしたほうがいいかも」というのが、自分の中で見つかるのが一番大きいです。

海外の先生と話したときに、一般的だけど知らなかった単語や言い回しを教えてもらえたときとか。知っている単語でも、音がつながると違う音に聞こえると分かったときです。

クルードでの英語学習については、中学生英検対策コースをご覧ください。

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別の合格者の学習方法は、都立国際高校の合格体験談で紹介しています。

担当講師がプロ目線で質問に答えます

都立国際高校の英語入試は何が難しいですか?
都立国際高校の英語は自校作成問題で、検査時間はリスニングを含めて50分です。
この生徒さんが最初に過去問を解いたときは1時間半〜2時間かかり、「量が多くて終わらない」のが第一印象でした。
長い英文を制限時間内に読み切る読解スピードと、短時間で英作文を書く力が求められます。
都立国際高校の過去問は何年分解けばよいですか?
この生徒さんは、公開されていた3年分と学校の先生から借りた2年分の計5年分を解きました。
年数よりも、時間を計って解き、自分の時間配分と得点を毎回確認することが大切です。
公開分だけでは足りない場合は、学校や塾の先生に相談してみてください。
都立国際高校に合格した人の勉強時間はどのくらいですか?
この生徒さんの受験期は、平日約4時間(うち英語は約1時間)、休日約8〜10時間でした。
英語だけに偏らず、5教科をおおむね均等に配分していました。
必要な学習量は現在の英語力や他教科の状況で変わるため、ひとつの目安としてご覧ください。
英語の読解スピードはどうすれば上がりますか?
毎日英文を読む習慣と、短い制限時間で読んで質問に答える練習の組み合わせが効果的です。
この生徒さんは朝読書でR.J. Palacioの小説『Wonder』を読み、クルードの読解トレーニングで目の動かし方と読むスピード感をつかみました。
単語を早くから増やしておくと、注釈を見る時間が減り、読解に使える時間が増えます。
都立国際高校を受験するなら、英語の勉強はいつから始めるべきですか?
この生徒さんは「中1・中2から毎日英語に触れておけばよかった」と振り返っています。
中3の夏以降は過去問や他教科の対策で時間が限られるため、単語と読解の基礎は中1・中2のうちに積み上げておくことをおすすめします。
模試の判定が良くても安心してはいけませんか?
この生徒さんは最初の模試でB判定が出た後、安心して勉強量が落ちた時期がありました。
また、都立国際高校は英語のみ自校作成問題のため、そっくりもぎで英語の偏差値が60台〜70台前半でも、自校作成対策もぎでは得点が受験者平均に近い回がありました。
判定よりも、過去問を時間内に解けているかを基準に学習を進めることが大切です。