八王子教室で高校3年生と志望校の入試方式を調べると、一般選抜とはまったく違う準備が見えてきます。総合型選抜では、志望理由書などの書類、面接、小論文やプレゼンテーション、英語資格のスコアを組み合わせて選考する大学が多くあります。2026年入試では大学の65%が英語の外部検定を入試に使っています。出願要件の確かめ方、英検のどの級が目安になるか、高校3年生の春から9月の出願までの準備の順番を解説します。
目次

八王子教室の高校3年生の授業で、志望校の入試方式を一緒に調べていると、こんな大学があります。
「自己推薦だと、英語資格と課題論文とプレゼンテーションと質疑応答で受けられますね」
一般選抜とはまったく違う準備が必要です。この記事では、総合型選抜(大学によっては「自己推薦」と呼びます)で何を、いつまでに準備するか、そのうち八王子教室で何を一緒に進めているかを説明します。
総合型選抜で使われる選考方法
文部科学省の「大学入学者選抜実施要項」は、総合型選抜について次のように定めています。
- 志望理由書(要項では「大学入学希望理由書」)、活動報告書、学修計画書など、本人が書く書類を必ず評価に使う
- 面接を必ず行う(プレゼンテーション、口頭試問、ディベート、集団討論などを含む。令和9年度入試からの規定で、既存の方式には経過措置があります)
- 教科・科目の試験、共通テスト、小論文・実技などの検査、資格・検定試験のうち、少なくとも1つを使う
つまり、どの大学でも「書類」と「面接」は必ずあり、そこに小論文やプレゼンテーション、英語資格などが大学ごとに組み合わされます。「英語資格・課題論文・プレゼンテーション・質疑応答」という組み合わせは、この典型的な形です。
英語資格は「要件」と「有利になるスコア」の両方を見る
英語の外部検定を入試に使う大学は増えています。旺文社教育情報センターの調査では、2026年入試で外部検定を利用する大学は494校、国公私立大学全体の65%でした。私立大学では70.2%です。
出典:旺文社教育情報センター「外部検定利用入試 2026年は494大学!」
総合型・推薦型での使われ方は、同センターの2025年入試の調査では次の通りです。
- 出願資格:45.5%
- 加点:27.3%
- 得点換算:19.1%
- 判定優遇・合否参考:15.4%
出願資格に使う大学では、基準に届かなければ出願できません。加点や得点換算に使う大学では、基準より上の級・スコアがあるほど有利になります。だから、八王子教室では「要件に届く級」と「有利になる級」の両方を確かめてから、目標の級を決めています。
英検は何級が目安か
同じ調査で、総合型・推薦型で使える最も易しい基準は、CEFR A2(英検準2級相当)が35.5%、B1(2級相当)が31.0%、B2(準1級相当)が5.3%でした。
英検CSEスコアで見ると、2級の合格基準は1980、準1級は2304です。CEFRのB1は1950以上、B2は2300以上が目安なので、大学が「B1以上」と書いていれば2級合格でほぼ届き、「B2以上」なら準1級合格が目安になります。
英検S-CBTで取ったスコアも、従来型と同じ資格・同じCSEスコアとして扱われます(英検協会)。ただし、受け付ける方式や有効期限は大学ごとに募集要項で指定されるので、必ず確かめてください。
準備の順番:高校3年生の春から9月まで(八王子教室での進め方)
総合型選抜の出願は9月1日以降です。逆算すると、準備の順番はこうなります。
- 春(4〜5月):志望校の募集要項を読み、入試区分・出願要件(評定、英語資格、活動歴)・選考方法・併願可否を確認する
- 春〜夏(5〜7月):英語資格のスコアをそろえる。従来型は第1回が5月末から6月、英検S-CBTは毎週末に受験日がある
- 6月頃:志望理由書の最初の下書きを作る
- 夏(7〜8月):志望理由書を添削して書き直す。小論文やプレゼンテーションの課題に取り組む
- 9月:出願。出願後は面接練習に移る
評定が要件に入る大学は、高校1年生からの成績が関係します。高校2年生のうちに要件を調べておくと、3年生の春に慌てません。
このうち八王子教室で一緒に進めているのは、2(英語資格のスコア作り)、3〜4(志望理由書の添削と書き直し)、5(面接練習)です。英検は月・水・木の授業で対策し、英検S-CBTの受験日は本人の予定に合わせて選びます。志望理由書は授業の中で添削し、面接の英語での受け答えは海外講師との英会話の時間を使います。
要件を満たしているなら、まず出してみる
出願要件を満たしていて、合格したら入学する意志があるなら、私は「まず自己推薦で出してみてください」と伝えています。
総合型選抜は、一般選抜よりずっと早く結果が出ます。合格すれば、残りの時間を入学準備や英語力の仕上げに使えます。不合格でも、一般選抜に向かう時間が残っています。
ただし、2つのことは出願前に確かめてください。
- 不合格だったとき、同じ大学の一般選抜に出願できるか
- 合格したとき、他の大学を受けられるか(併願可否は大学ごとに違います)
合格したら上の志望校をあきらめるかどうか、という判断については一般選抜だけで考えない|総合型選抜・学校推薦型選抜の違いと併用の考え方で説明しています。
まとめ
- 総合型選抜は、本人が書く書類と面接が必須。小論文・プレゼンテーション・英語資格などが大学ごとに組み合わされる
- 2026年入試では大学の65%が英語の外部検定を利用。総合型・推薦型では出願資格として使う大学が最も多い
- 英検は、要件に届く級と、加点や得点換算で有利になる級の両方を確かめる。B1は2級、B2は準1級が目安
- 英検S-CBTも従来型と同じ資格として使える。受け付ける方式は募集要項で確認
- 出願は9月1日以降。英語資格は夏までに、志望理由書は6月頃に下書きを
- 要件を満たしているなら、併願可否を確かめたうえで、まず出してみる
八王子教室でのご相談
東京外語スクール八王子教室では、八王子市内や周辺の高校から通う高校生の志望校の募集要項に合わせて英検の目標級を決め、志望理由書の添削と面接練習を英語の授業と並行して進めています。
よくある質問
- 総合型選抜では、どんな方法で選考されますか?
- 文部科学省の実施要項では、志望理由書・活動報告書など本人が書く書類を必ず評価に使い、面接(プレゼンテーション・口頭試問・集団討論などを含む)を必ず行うと定めています(令和9年度入試からの規定で、既存の方式には経過措置があります)。
これに加えて、小論文、教科の試験、共通テスト、英語資格などの資格・検定試験のうち少なくとも1つを使います。組み合わせは大学ごとに違います。 - 総合型選抜で英検は何級が必要ですか?
- 大学と学部によって違いますが、旺文社の調査では、総合型・推薦型で使える最も易しい基準はCEFR A2(英検準2級相当)が35.5%、B1(2級相当)が31.0%でした。
東京外語スクール八王子教室では、出願要件に届くことと、加点や得点換算で有利になるスコアの両方を確かめてから目標の級を決めています。 - 英検S-CBTのスコアは、大学入試で使えますか?
- 使えます。
英検協会は、英検S-CBTは従来型と同じ資格が得られ、級の認定や英検CSEスコアもすべて同じで、入試に活用できると説明しています。ただし、受け付ける方式や有効期限は大学ごとに募集要項で指定されるので、志望校の要項で確かめてください。 - 総合型選抜の準備は、いつから始めればよいですか?
- 高校3年生の春には始めることをおすすめしています。
出願は9月1日以降なので、英語資格のスコアは夏までにそろえ、志望理由書は6月頃に最初の下書きを作って夏の間に書き直します。評定が要件に入る大学は、高校1年生からの成績が関係します。 - 出願要件を満たしていれば、まず総合型選抜で出してみた方がよいですか?
- 合格したときに入学する意志があるなら、出してみることをすすめています。
総合型選抜は一般選抜より早く結果が出るので、合格すれば残りの時間を入学準備に使えます。ただし、併願の可否は大学ごとに違うので、不合格だったときに一般選抜へ進めるか、合格したときに他の大学を受けられるかを募集要項で確認してから出願してください。
八王子教室で英語を学びたい方へ
- 高校生英検対策コース — 英検2級・準1級などの目標に合わせ、読解・英作文・面接の課題を解決します。
- 大学一般受験対策コース — 共通テスト・志望校別の英語対策を、月8回の個別指導で進めます。
- 大学推薦受験対策コース — 英語面接・志望理由書・英検などの外部試験を、募集要項に合わせて月8回で対策します。
授業の進め方は教室・授業のご案内、コースごとの料金はコース・料金一覧をご覧ください。
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